悲しい者たちへ

そこには夢に潰れた者がいる
そこには愛に溺れた者もいる
いつの時代もそれだけに
黄昏ては生きてはいけない

悲惨だと思うのなら
最悪だと感じるのなら
その顔を燃やせ
その息を切らせ
但しその後が保証できるのであれば


そこには弱さを甘えで隠す者がいる
そこには強さをひけらかす者もいる
いつの時代もそれだけに
頼っては生きてはいけない

悲惨だと思うのなら
最悪だと感じるのなら
その顔を燃やせ
その息を切らせ
但しその後が保証できるのであれば


悲しみはいつも彷徨ってばかり
いつ襲いかかるのかわからない

VERACITY

失っていた純粋さと正しさが取り戻せたら
ただ単純に喜びを喜びと感じれたら
あの頃以上に真っすぐと先を歩き続けられるのかな

哀しみを哀しみと捉えずに
瞳の奥を見つめて
本当の心理を掴めたのなら
あの悲劇が起こることはないだろう

何が正しくて
何が常識で
進むべき道を自分で砕いて
生き場を狭めて苦しめた

堪える涙のせいで
迷える回路のせいで
思想は宙を抜ける

こんなにも簡単で無垢な美しいものを
どこで落としてしまっていたのだろう

こんなにも複雑で簡易な街の隅で
変わるのが怖いと
留まるのが怖いと
呟いた夜は忘れて

きっと混沌としたモノは
綺麗なモノに勝るわけがないのだから

蝶の花粉

それ程人間は綺麗ではない
飢えを凌ぐ為になら
多少の犠牲は淘汰する

消えないで 僕の証
行かないで 誰かの勇気
ほんの少しでいいから
嗅ぐ為の匂いを残しておいて
ほんの些細なことでも
今度はきっと笑うから


身を竦む思いは
これで最後だと言って
幾度も顔を変える貴方が
振り回そうとしていなくても

揺れないで 今この時も
鈍らないで 未来も過去も
本の数だけ偉くはなれないと
囁いているのは明日の君
本当の言葉を知っているのは
過去の僕達

今度は役に立つから

尸の王冠

この脳が腐っていくのが分かる
あらゆる行動が衰えていくのが分かる

人の道を行くことが
全てではないと錯覚する

きっとそれは
この脳が腐っているから

思考が消えていく
記憶が抜けていく
嵐が去ったように
全てが過去に

今この時にすべてを
それは永遠ではないから

褪せゆく日々に

戻ることのない過去が
悲しみに変わる時
豊かな筈の未来が
苦しみに変わる時

現状でさえ
悪化する空気で埋め尽くされる
暗雲が手探りでは無駄だと言う

答えのない日々に
正しさを求めて
下らない言い訳を
繕っていた

無駄なモノなどない世の中に
無駄なモノを作ってしまったことにも


線を辿るだけで済むように
色んな策略を練るけれど
予想もしない出来事に
崩れ去る愚かさを知る

その繰り返しに終わりが来ただけ
錆びた骨はもう隠せない
試せる度胸は残っているの?

その掌に その胸に
行こうとする力が
まだ残っているの?

答えのない日々に
正しさを求めて
下らない言い訳を
繕っていた

無駄なモノなどない世の中に
無駄なモノを作ってしまったことにも

悲しみのあの海へ

闇の中を歩くだけで
只管力を使ってた

生き辛い体を引きずっては
誰かの想いで嵩が増す

くだらない暗さが
軽い傷痕に残る位だって
今はまだわからなくていい
渦はいつでも側にあるモノだから

悲しみのあの海へ
もう一度戻りたい
失った何かを
取り戻せる気がするから

またひとつこの世に
浄化されない涙が零れた


photo by The lost luggage

無題

いつまでも追いかけてくる波は
悲しみを増幅させる

鬱々と産まれる果実は
誰に食べられるかも分からず腐っていく

滑稽な話に終わりは見えない
それなら変わるしかないの

燻ってはいられない
灰の煙を撒き散らす様な
悲惨な運命を自分で作り出せる様に
数奇な行路も行くこともできるの

嫌悪を愛に変える様に

死の祈り

乾ききった湖に捨てられた心を
どうにかして潤そうとしてた

だけど方法もわからないから
尚更干乾びを繰り返した
果ては見えてる

どこに向けられているのか
気になるの
その鋭い矛先が
上手く操作できなくて

私が死んで息をしなくなって
誰かが困りますか?
誰かが血を吐きますか?

私が死んで言葉を発しなくて
誰かが困りますか?
誰かが悩みますか?

somewhere

[1]
行く道を塞がれてしまっては
他の手段を探せない

そんな瞳で見られては
動けないから
滞った脳でこの場を腐らせてしまう

I wanna go somewhere.
I wanna go somewhere.
そして黒くなる

I wanna go to the distance.

[2]
あと少しあと少し
勇気があれば
曇った空気から
抜け出せるのに

今もただ
絡み付く闇の中を
彷徨ってるだけ

I wanna go somewhere.
I wanna go somewhere.
何もできないくせに

I wanna go to the distance.


I wanna go somewhere.
I wanna go somewhere.
そして黒くなる

I wanna go to the distance.

汚い僕

どこまでいくの?
そんな汚い足で
醜い心ではいけないはずなのに

どこで停止するの?
変わらない思いは
どんな綺麗な場所でも浄化されないのに

痛みを味わっても風化していく
だけど記憶は忘れない
思わぬところで
腐敗は続いている

悲しみは停まらない
悩みは消えない
迷いは晴れない
愚かな僕を許して
醜さは変わらない
間違いを繰り返して
思想は底の中
どうか許して


覚悟して
僕はどこでもいけた